執筆書籍
2025年2月に10周年を突破
2015年2月、
『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』という本をサンマーク出版さんから上梓させてもらい、はじめて商業出版として、書籍を世に問う機会に恵まれました。
当時この本は月間ビジネス書ランキングで日本一になり、年間でもベスト4入りするなど、多くの読者さんの手に届く結果となりました。
※実績の出所は「全国出版協会」より
※2025年時点で30万部突破
(電子版や海外版、文庫版等を含む)


雑誌『PRESIDENT』の特集
「ビジネス本総選挙」にて 第5位に選出
その後、2025年の作家活動10周年の時点で、
合計13冊の書籍を出版(文庫を含めると16冊)。
著者累計60万部超までくることができました。
これもひとえに、
ひとりひとりの読者の皆様、ならびに
オファーをしてくださる出版社さんの
おかげです。この場を借りて
深く感謝申し上げます。

「本を出すこと」について
私の根っこのスタンス:
冒頭の謝辞で、
私は「上梓」「世に問う」
という表現を使いました。
80年代生まれの人間が放つ
言葉としては、いささか
古めかしく感じられたかもしれません。
実際、同年代でこんな言葉を使う人に
私自身一度も会ったことがありません。
しかも、ジャンルはビジネス書です。
それでも、「世に問う」「一石を投じる」
「このままで良いのか」といった
問題提起の姿勢を貫いてきました。
その結果、作家活動10周年にしてようやく、
2025年に人文書を上梓する機会にも恵まれました。
「世に問う」姿勢を貫いていなければ、この展開
はまずありえなかったと思います。これからも、
今まで以上に「世のため人のため」に
プラスになるような本を、ビジネス書・人文書
を問わず、世に問い続けていきたいと思います。
本との経緯・本への敬意
私は、読書のおかげで人生を切り拓く
ことができたと感じている人間です。
学生時代も、トヨタに入ってからも、
グロービスに転職し、独立してからも。
壁にぶつかり、悩み、
もがき苦しんでいた時、
自分に手元には常に本がありました。
「恩書」とでも形容すべき
「座右の書」がたくさんあります。
10,000冊以上の本に触れる中で、
突破口を授けてくれることもあれば、
一歩踏み出すための𠮟咤激励を
受けることもありました。
打ちひしがれた心を癒してもらったり、
何度となく救われる思いもしました。
だからこそ、
「本を書くこと」は恩書への恩返し
というのが私の出発点です。
執筆スタイル
新たに原稿を書き始める際、私は毎回、
「出版」という文字を改めて味わいます。
そうして以下の言葉を噛み締めながら
初心に戻り、改めて身を引き締めます。
出版(Publish)とは
公的(Public)な行為
毎回、スタートラインはいたって
私的(Private)な世界・日常から
生まれる問題意識によって書き始めます。


ですが、
ある程度の我がままが澄んでからは
自分を超えた領域にアクセスし、
公(おおやけ)に資するような「本質」
を自動書記のように言語化していく。
毎回そんな段階がやってきます。
苦しくもあり、清々しくもあり、
機械的であり、神秘的でもある。
そうやってもがきながら、次第に
公私混同していく文章を最終的には
公私統合の次元へと昇華させていく。
「出版」とはそのような行為であり、
紙の束を綴じ込んだ塊に「本」という名前
がついている以上、そのような本づくりを
しなければ本物にはならない・・・
本である以上、
こうした「ほんとう」を体現すべく奮闘
することが、作家としての役目、責任
だと考え、毎回執筆しています。
そうはいっても「商業」出版なので・・・
「商い」につながるような市場性を
帯びた本でなければ意味がありません。
そこで、ビジネス書・人文書
を問わず、以下の3点、
「アタマ」には、
わかりやすい
「理解」を
「ココロ」には、
楽しいという
「響き」を
「カラダ」には、
行動に移せる
「実践」を
自分なりに市場性ある本の本質を
こう定義し、この3つを全てクリア
した内容にすることを必須条件にして
本づくりをしています。
「今何が売れているのか?」
「これからどんなテーマがきそうか?」
「どうすれば手に取ってもらえるか?」
年がら年中、もしかすると出版社の人より
も考え続けているかもしれません。実際、
これまで一緒に仕事をさせてもらった
出版社さん、編集者さんからは、
「毎回勉強になることばかりです」
「なんでそんなこと知ってるんですか」
「浅田先生は真の出版人ですね」
などと言われ続けてきました。
前半部分だけ読むとめんどくさそうな著者
だと感じた人もいるかもしれませんが笑、
むしろ仕事はしやすい方だと思います。
締切は毎回遵守していますし、
色々と持ちうる知見を駆使して提案は
しますが、基本的には出版社さんの意向
やオーダーを尊重するようにしています。
テーマにもよりますが、執筆のスピード
も他の著者さんよりは相当早いようなので、
お気軽にお問合せ頂けましたら幸いです。

CHRONICLE
過去の著作一覧
※書影をクリックすると
Amazonの書籍ページに飛びます
「動ける」まで言葉の
「解像度」をあげられる
ここ数年、ビジネス書の世界で言語化力
や解像度がトレンドになっている。
その大半は言語化し、解像度をあげて
「わかって」満足に留まる本ばかり。
仕事である以上、目の前の業務に
活かせる=動けるレベルの解像度でないと
意味がない。言われてみればあまりにも当然
のことだが、この基準をクリアしていない本
ばかりだったため、一石を投じることにした。
PRESIDENTオンラインにて関連記事が月間1位、
書籍要約サービスflierの要約ランキングでも
1位を獲得するなど大反響あり。帯にある通り
「著者の原点にて最高到達点」なので、ぜひ。


「どうだった?」
「うん、良かったよ…」
2018年に上梓した通称『20字』本が文庫化。
当時から「20字」という愛称で親しまれていた
ので、より「20字」推しのタイトルにて。
「いい本だったよ!」「どんな内容だったの?」
「それは、、、読めばわかるよ!」「お、おう・・・」
といった恥ずかしいやり取りをしたことがある人。
「確かに良い学びだったんだけどな・・・」
「いざ人に聞かれたら何も説明できないな・・・」
こうした悩みや嘆きを抱えている人ほど、ぜひ。
文庫化により、新たな加筆もあり。
「読んだ後が9割」
上記が本書の仮タイトルだった。
読書を仕事や人生に活かせている人たち。
彼ら・彼女らの頭の中はどうなっているのか。
そのヒミツは、本を「読んだ後」にあった。
読後、学びを仕事や人生に活かすべく
「ジブンゴト化」していく。そのための
一連のプロセスを「紙1枚」書くだけで
誰でも実践できるようにした画期的な書籍。
決して単なる「良書ブックガイド」などではない。
本書は、あなたの読書に革命を起こす本だ。
必要としている人がたくさんいるはず
なので、どうか届いてほしい。


「旗艦スクール」待望の活字化
2025年まで「1枚」アカデミアを開講していた。
「伝わる思考勢力」の修得をキーワードに、
周囲に伝わり、認められ、選ばれる。その結果、
思い通りのキャリア・人生を歩めるようになる。
そんな学習スクールだった。実際に約10年間、
多くの受講者さんがビフォー・アフターを達成。
そのヒミツを初公開したのが本書となる。
なぜそんな大盤振る舞いをしたのかといえば、
ちょうど10冊目の記念作品だったから。加えて、
今となってはほぼ実現不可能なフルカラー本。
「1枚」アカデミア自体休校してしまったので、
もうこの本でしか学べない。全員「要必読」で。
「部下はあなたに
言語化力を求めている」
上記が本書の仮タイトルだった。正直この題
で上梓したかったというのが本音。実際、
「経営の本だと思ったら違った」という
コメントがついたりもしたが、「その通り」
としか言いようがない。本書の守備範囲
は、あくまでも「部下のマネジメント」。
コミュニケーションや人材育成を扱っている。
とはいえベースはドラッカーのマネジメント論。
上司による「支配のマネジメント」からの脱却。
部下による「自己管理のマネジメント」の達成。
そのために必要な知見を凝縮した管理職必携の書。


「トヨタの強さ」の
ヒミツは「考え抜く力」
「独立10周年」かつ「50万部」突破記念作品。
文庫化を含めれば「10冊目の節目」でもあった。
1つの到達点、何をテーマとして扱うべきか?
結論は「トヨタ」という原点への回帰だった。
当時の本でうまく表現できなかったことは何か?
答えは、「紙1枚」書くだけというキャッチーな
言葉によって覆い隠されてしまった最大の本質。
「1枚」にまとめる過程でトコトン「考え抜く」。
AIの台頭で「考え抜く力」が衰えてしまう前に。
出版は2022年。ギリギリ間に合っただろうか。
「スローのちファスト」
「ゆっくり読み込む力」を鍛えていれば、
おのずと「早く読める」にようもなってくる。
そのことを体感してほしくて上梓した本だ。
結果、多くの人が今も実践してくれている。
書籍要約サービスflierさんでは、この本を
底本にした読書ゼミを長年開催している。
この読書法を身につけた人たちが、voicyや
スタンドFMで情報発信者になったりもした。
読書を強み・得意・キャリアの源泉にしたい
全ての読み手に自信をもってオススメしたい。
個人的には、齋藤孝先生に直接お会いすること
ができた&推薦を頂けたことも大切な財産。


「サイレンス・イズ・ゴール」
本書のコンセプトは、「黙っていても伝わること」。
「説明0秒」は誇張でも何でもない。事実だ。
どうすればそんなプレゼン力が手に入るのか。
必要なことは、この本に全て書いた。そのくらい
完成度の高い本だったが、出版は2020年4月。
コロナ禍、緊急事態宣言の最中での船出だった。
脱稿直前にアフターコロナを見据え、急遽加筆。
結果、現在でも通用する普遍性ある内容になった。
実際、企業研修等では今でも本書を使用している。
何よりカバーが出色。一番気に入っているかも。
「独学は大事」でも
「孤独」では生きられない
「トヨタの人」から「学習支援の人」へ。
世間からの認識を刷新できた記念碑的作品。
古巣のグロービスでも教材化してもらった。
(「グロービス学び放題」内で検索を)
当時は「独学」ブームだったが、独学の末路が
「孤独」だったら、人生自体が詰んでしまう。
学び好きが陥りがちな「優勝劣敗」「自己満足」
の危険さを訴えた本として上梓した。どの程度
目的を達成できたかはわからないが、少なくとも
本書をきっかけにイチラボで学んでくれた人は、
孤独とは無縁のキャリア・人生を謳歌している。
イチラボ受講者さんはバイブルなので必読を。


「超訳より超実践」の時代へ
異形の本。「紙1枚」書くだけで松下幸之助の
思想や哲学を実践し、身につけることができる。
今でも画期的コンセプトだったと思うが、どうも
名言集の読者は「感動したいだけ」だったらしい。
超訳を読んで「わかって」満足しても意味がない。
超実践的に「活かして」満足こそ必要ではないか。
今でもこの問題提起に一切の悔いはないが、同時に
このような本は現代読者にとってストイックすぎる
のだということも痛感した。それでも熱狂的に本書
を支持してくれる読者は今でも多い。隠れた名著。
松下幸之助ゆかりの地や秘蔵本の閲覧など、貴重
な体験も多数させてもらった。良い本なのでぜひ。
「レッツ・フレミング」
通称「いませつ」。「脱トヨタ」「卒トヨタ」
すべく上梓した本。タイトル通り、浅田史上
最もわかりやすい本として執筆したが、読み物
としては、もっと脱線や余談も盛り込んだ方が
読者満足が上がることも学んだ。そういう意味
では、作家として一段脱皮する機会にもなった。
「ポイントは3つあります」のフレミングポーズ
を流行らせるつもりだったがTV出演等は叶わず。
とはいえ、浅田のわかりやすさの源泉は今でも
本書の内容であり、たとえAI時代になろうとも、
AIに頼ることなく、本書くらいの説明スキルは
最低限身につけておいてほしい。基本書として。


「動詞から動作へ」
これが本書の仮タイトル・コンセプトだった。
1冊目の反響として最も多かったメッセージが
「動詞レベルを動作レベルに変換する話」だった。
そこで、この部分だけで丸ごと1冊書いてみようと
いってできあがったのがこの「超実践編」だった。
作家デビュー後、いきなり1冊目がベストセラーと
なり、わけもわからず出版社さんの意向にひたすら
応えていたら完成したという感じだったのだが、
いま読み返しても非常に実践的で、タイトル通り
の「すぐに使える」本に仕上がっていると思う。
2021年に文庫化されたので、そちらのリンクを。
「月間日本一、年間4位」
デビュー作にして最高到達点。「この本を超える
までは本を出し続ける」という壁でもある。
当時のトヨタ本ジャンルは、製造現場出身者による
ホワイトカラーにはピンとこない本ばかりだった。
「トヨタのホワイトカラー出身の自分が本を上梓
すれば、唯一無二の独壇場になるのでは」という
仮説のもとに出版、というより、独立起業自体が
そういうコンセプトだったのだが、見事に的中。
首都圏JRで広告が掲出された時は、ありとあらゆる
方面から「お久しぶりです」「ちょ、おま」的な
連絡をもらった。2021年の文庫化時にも書いたが、
この本のゴールは「紙0枚」。「紙1枚」はあくまで
手段だ。ここさえ勘違いしなければ、AI時代の現代
でも本書は必須の知見だ。文庫版にてぜひ。

