『いまセツ』大好評御礼の連載企画、
これ、3つにまとめられないかな?
第4回のテーマは、「PDCA」です。
前回設定した目標を目指して
実際に行動を起こしていくとき、
ビジネスの世界で重要とされているのが、
PDCAサイクルをまわしていくこと
です。今回はこのワードを扱いたいと思います。
「PDCA」に関するビジネス書は
昔からありますが、ここ1年ほどでまた
増えてきた印象がありますね。
まずは基礎的確認。
PDCAサイクルとは、
Plan、Do、Check、Action
の略で、仕事というのは
計画を立て(P)、
実行し(D)、
振り返り(C)、
改善していく(A)
サイクルの繰り返し
という意味合いで使われる
ビジネスキーワードです。
ただですね・・・
今でもよく覚えているのですが、
私がサラリーマン時代の大半を
過ごさせてもらったトヨタに入って
最初の研修の際、講師の方がこんな
趣旨の話をしてくれたんですね。
「PDCAという言葉は、社会人
なりたてだと聴き慣れないと思う。
でも、難しく捉える必要はない。
要するに、
いきなり仕事するのではなく、
事前によく考え、やったらやりっぱなし
にせず、適宜振り返って軌道修正していく。
煎じ詰めるとそれだけの意味だから、
今後はいつもこのサイクルを回して
仕事するようにしましょう!」
その時の私の感想を、
以下にそのまま吐露しましょう。
え、だったらそれでいいじゃない・・・
いや、なんというか
なんでPDCAなんていう言葉にして
わざわざ理解する必要があるのか?
というところからして
もう全力でツッコミたいわけです。
最初から「要するに」以降の部分
を素直に汲み取って、たとえば、
Think、Do、Review
3つ合わせて「TDR」
とでも形容した方がよっぽど
分かりやすいと思うのですが・・・
実際、私は当時も今もディズニー好き
なので、このTDRというフレーズで
理解することにしちゃったんですね。
※TDRとは、Tokyo Disney Resortの略
・事前によく考え(T)、
・考えておしまいにせず
しっかり行動に移し(D)、
・やったらやりっぱなしにせず
振り返って次に活かす(R)
あれからもう10年以上経ちましたが、
この捉え方で仕事上困ったことは特にありません。
一方で、
PDCAという言葉について、
知ってはいるが使えない人ばかり
だからこそだと思うのですが、
このテーマのビジネス書が量産
されている状況を見ると、
なんだかため息がでてきます。
本当に一人のビジネス書の著者として
嘆かわしいし、また腹立たしいです。
PDCAをなんとかしよう!
果たしてあなたにとって、PDCAは
なんとかすべきものなのでしょうか?
発想の転換をしてみませんか?
自分が悪いのではなく、
そもそも「PDCA」という用語で
理解・実践しようという前提自体
を、一度疑ってみてはいかがでしょうか?
拙著『いまセツ』でご紹介した通り、
人は4つ以上になると途端に記憶に
とどめることが難しくなってきます。
記憶力が衰える大人は尚更です。
もし、この単純な事実が、PDCA
を実践から遠ざけているのだとしたら・・・
いつも発したい問いは、
これ、3つにまとめられないかな?
です。そろそろ馴染んできましたかね?
目的にもよるでしょうが、およそ
ホワイトカラーのビジネスパーソン
であれば、
今回ご紹介したTDRの捉え方
で十分大丈夫ですし、むしろこの方が
しっくりくるのではないでしょうか?
何よりTDRは3つですから、
記憶に留め実践しやすいと思います。
以上、今回はPDCAを
3つにまとめ直してみました。
PDCAという題材以上に、ここまで
ご紹介してきているような世界観に
響くところあれば嬉しいです。
次回のテーマは、
「アイデア発想法」を扱います。
ではまた、3日後にお会いしましょう。
追伸1:
以下が、この連載の全体像です。
公開後はリンクをつけて飛べるようにしておきます。
0. 大好評御礼!連載企画「これ、3つにまとめられないかな?」始めます
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多くの方にこの世界観が広まると嬉しいです!
TDR、
わかりやすく、覚えやすく、これなら気楽に行動に移せそうです❗
ありがとうございます🎵
自分でわかりやすいよう、考え直しまとめ直すことが大事ですね!
人から教えられたことを、ただ繰り返すより早く理解出来ると思います♪
PDCA なんて言わずに、TDRを広めて行きたいと率直に思いました。シンプルが一番ですね
レビューの中身が分かっているのなら、1つにまとめてもいいけど、チェックすること、これにより、あるべき姿とのギャップ、目標とのギャップ、基準とのギャップを課題と捉えて、その要因をなぜなぜ5回で、真因を追求し、対策をすると分かっていれば、いいと思います。もう、PDCAが型として、出来ている人には、PDCAがわかりやすいと思います。
製造業ではPDCAははるか昔から使われていますがたしかにTDRのほうが分かりやすいし実状にあっています。
これからは実践してみたいと思います。
3つにするとすっきり入ってきます。
1、Think 事前によく考えて
2、Do 考えておしまいにせず行動
3、Review やりっぱなしにせず見直し
確かに
3つ
3つがポイント
4つになると1つ増えるだけなのに
ちょっと覚えなきゃという気持ちになってプレッシャーを感じて
使いこなす前にまぁいいか~と
なってしまう。
誰もが分かっている(つもり?)であろう、PDCAに切り込んでくるとは、さすがです!!
先生のTDRの話を聞いたあと、これまで散々聞いてたPDCAって何をするんだっけ?って思っちゃいました笑
ここ最近PDCAについてなんとかうまく活用出来ないかと書籍等で学んで考えていました。
TDRというシンプルな考え方で前に進める気がしました。
年初に目標を立てるとき、昨年の振り返り(Review)はしますが、定期的に見返すことは出来ていません。これでは意味が無いので、しっかりその時間を確保していきます。
早速、今年の繁忙期に向けて、前回の振り返りからしてみます。